歯科の最新情報

・歯周病原因菌、食道がんと関連 熊本大 馬場教授ら発表大学 2016年11月4日 (金)配信熊本日日新聞

歯周病の原因菌の一つ「フソバクテリウム」と食道がんに関連があることが分かったと、熊本大大学院生命科学研究部の馬場秀夫教授(消化器外科)らが発表した。馬場教授は「フソバクテリウムを詳しく研究すると、がん治療薬の開発につながるのではないか」と話している。

馬場教授によると、フソバクテリウムは人間の口腔[こうくう]内に常在する細菌の一種。最近の研究で、大腸がんから高頻度で検出されることが分かったため、大腸より口腔に近い食道がんとの関連を調べた。

熊大で手術した325人の食道がん患者から切除したがん組織を調べたところ、23%にあたる74人からフソバクテリウムを検出。がん周囲の正常な組織では、ほとんど検出されなかった。

食道がんの影響に着目した5年後の患者の生存率は、フソバクテリウム未検出の患者は75%だったが、検出された患者では59%と低かった。

また、フソバクテリウムを検出したがんを調べたところ、炎症を引き起こすタンパク質の一種「ケモカイン」に関連する遺伝子が働いていることが判明。馬場教授は、フソバクテリウムがケモカインを介して食道がんの進行に関与したとみている。

H28.11.5

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・口の中が不潔だとタミフルなどのインフルエンザ治療薬が効きにくくなる可能性があることが分かり、落合邦康・日本大教授(口腔(こうくう)細菌学)らの研究チームが近く、高齢者を対象に検証のための疫学調査を始める。歯磨きの徹底など日常生活の注意で、インフルエンザを予防したり、重症化を防いだりできる可能性があるという。

インフルエンザウイルスは、細胞内に入り込んで増殖し、他の細胞に感染を広げる際、ウイルス表面の酵素「ノイラミニダーゼ(NA)」を使って、自身を細胞表面から切り離す。タミフルやリレンザなどはNAの働きを妨げることでウイルスの感染拡大を防ぐ。

チームのこれまでの研究で、歯垢(しこう)に含まれる2種類の細菌がNAを作り出し、ウイルスの増殖を助けることが分かった。インフルエンザウイルスに感染させた細胞に細菌の培養液を加えると、細胞からのウイルスの放出量が21~28倍に増え、リレンザやタミフルを投与してもウイルスの放出量は抑えられなかった。

インフルエンザウイルスはのどや鼻の奥で感染、増殖する。落合教授は「感染部位が口と近いことを考えると、口の中の細菌が感染の進行に関与していることは十分に考えられる」と話す。チームは今季のインフルエンザ流行中に、協力病院や介護施設の高齢者から口の中の細菌を採取し、口腔ケアとインフルエンザ感染の関係を調査する。口内細菌は近年、糖尿病の悪化や誤嚥(ごえん)性肺炎の要因になっていることが指摘されるなど、他の病気との関係が注目されている。

H27.2.17

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・怖い歯周病菌、のむと内臓等にダメージ…立証か
読売新聞  2014年6月18日(水) 配信 歯周病の原因となる細菌をのみ込むと腸内細菌が変化して様々な臓器や組織に炎症を起こすことが、新潟大大学院医歯学総合研究科の山崎和久教授(58)のグループの研究で明らかになった。

歯周病が動脈硬化や糖尿病などのリスクを高めることは知られており、口腔こうくう内の衛生管理が全身の健康を保つことを裏付ける研究結果として注目されそうだ。

これまでは、歯周病になった歯茎などの患部から細菌などが侵入し、全身を循環して血管や脂肪組織、肝臓などに炎症を起こすと考えられていたが、具体的な立証はされてこなかった。

研究では、歯周病の原因菌の一つをマウスの口に投与したところ、腸内細菌のバランスが崩れ、腸壁の細胞の間に生じた隙間に悪玉菌が侵入した。これによって、悪玉菌の毒素が分解されずに腸から吸収され、血液を通して様々な臓器に広がることが証明された。

これらの変化は、肥満や糖尿病でみられる特徴と似ているため、歯周病が全身に悪影響を及ぼすことの解明につながる可能性が高いという。

山崎教授は「早い時期からの口腔管理が、将来的にメタボリックシンドロームなどのリスクを減らすことにつながる。新たな治療法の確立につながってくれれば」と話している。

新潟大大学院医歯学総合研究科 山崎和久教授(58) H26.6.18

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・口腔がん 酵素で診断…九工大、九歯大が手法を開発
九州工業大(北九州市戸畑区)と九州歯科大(同市小倉北区)は8日、がん細胞から生成される酵素を使って、30分程度で口腔こうくうがんを診断する手法を開発した、と発表した。

臨床実験では8割以上の高い正診率が確認された。すでに特許を取得し、今後は前立腺がんや肺がんなどの臨床実験も行う。

九州工業大の竹中繁織教授(バイオ分析化学)らによると、がん細胞で生成され、その老化を防ぐ酵素「テロメラーゼ」に着目。

人工のDNAに、口腔内の粘膜の組織を溶かした溶液と電気を通すために開発した試薬を加えたものに、診断装置で電圧をかけ、通電量が一定の基準以上になれば、テロメラーゼが生成されていることを確認できるという。昨年、九州歯科大を受診する口腔がん患者を対象に臨床実験を行ったところ、80%以上が陽性反応を示した。

テロメラーゼは注目されてきたが、不安定で扱いが難しいうえ、従来の手法は複雑な手順が必要で、実用化には至っていない。今回の手法は精度が高く、実用化できるレベルという。米医学誌「クリニカル・ケミストリー」1月号で掲載された。

がんの診断は、がん細胞に破壊された細胞のたんぱく質を診断の目印(腫瘍マーカー)として、血液を分析する手法が一般的だが、早期のがんでは陽性反応が出にくいという。竹中教授は「この酵素は初期のがん細胞でも存在するので、早期の段階でもがんと診断できる」と話している。

今後、産業医科大(同市若松区)と連携し、尿やたんを用いて前立腺がん、肺がんの臨床も行うという。

九州工業大 竹中繁織教授(バイオ分析化学) H25.1.10

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・乳酸菌と梅エキスを使った抗菌剤を開発し、口腔洗浄剤として製品化した。
乳酸菌のつくりだすタンパクのナイシンAが抗菌効果をもち、梅エキスが相乗効果を生み、強い殺菌力で、虫歯や歯周病を予防する。
また、飲み込んでもアミノ酸に分解されるため、安全である。

九州大農学研究院の園元謙二教授  H24.12.20

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・親知らずからiPS細胞

手塚建一(てづか・けんいち)岐阜大准教授らは岐阜大病院の協力を得て、治療で抜かれた患者の親知らずなどを使い、再生医療を研究。歯の中にある歯髄細胞に山中教授が発見した細胞を初期化する四つの遺伝子を入れ、iPS細胞にすることに成功した。
手塚准教授らは日本人の約20%に適合するとされる「HLAハプロタイプホモ」と呼ばれる特別な白血球型2種類を歯髄細胞から初めて発見し、iPS細胞にした。山中教授が構想する「iPS細胞ストック」に応用できる可能性がある。

手塚建一 岐阜大准教授のグループ H24.11.7

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・【山陽新聞 2012.11.3朝刊 歯周病 水素水に抑制効果 森田学教授ら岡山大グループ動物実験で確認】

森田学教授ら岡山大グループ H24.11.3

水素水はすでに市販されています。「水素水」で検索してみてください。

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・親知らずで歯の神経再生 愛知の病院、臨床研究へ

虫歯の治療で抜いた歯髄(歯の神経)を再生させるため、親知らずなどから取り出した歯髄幹細胞を移植する臨床研究の実施を厚生労働省科学技術部会が18日、承認した。近く厚労省が正式承認する。国立長寿医療研究センター(愛知県)と愛知学院大の研究グループが申請していた。
20歳以上55歳未満の患者5人を対象に治療効果を確かめる。同センターの中島美砂子(なかしま・みさこ)部長(歯内治療学)は「近く被験者を募集し、来年1月にも始めたい」と話している。

虫歯が進むと歯髄が炎症を起こして激しく痛む。歯髄を抜いて詰め物をすれば痛みを感じなくなるが、虫歯の再発に気付きにくくなったり歯と詰め物の間に細菌が繁殖したりし、歯の寿命が短くなる恐れがある。

計画では、親知らずなど不要な歯を抜いて歯髄の中にある幹細胞を採取、約6週間培養して数を増やす。その後、穴を開けて歯髄を抜いた虫歯の中に、幹細胞とともに歯髄の再生を促す薬剤やコラーゲンを注入し、セメントなどで穴をふさぐ。

成功すれば、移植した幹細胞が神経や血管をつくるタイプの幹細胞を歯の根元側から少しずつ引き寄せ、約1カ月で歯髄がほぼ再生する。グループはイヌを使った動物実験で効果を確かめており、科学技術部会は安全面も問題ないと判断した。

H24.10.19

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・重い歯周病を患う人ほど、咬む力が落ち、栄養のバランスが崩れるため、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)になる確率が高い。
2009-10年度、40歳以上の長浜市民6627人(男性2170人、女性4457人)について歯周病の程度を「0-4」の5段階で評価し、腹囲などによるメタボ診断を行ったところ、程度が「4」と最も重い歯周病患者でメタボの割合(男性21%、女性6%)は、歯周病でない人や「1-2」の軽い患者の数値(同16%、同3%)に比べて高く、メタボになるリスクは、「4」の歯周病の男性で1・3倍、女性で1・5倍になる。

京都大医学研究科 別所和久教授 2012.5.17

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・虫歯の原因となる「ミュータンス菌」の一種に感染すると、腹痛や腸内出血などを繰り返す難病の潰瘍性大腸炎となるリスクが4倍以上になる。
口を清潔に保てば症状が改善する可能性がある。

大阪大 和田孝一郎(わだ・こういちろう)准教授 平成24年3月27日

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・飲酒しない人も発症する非アルコール性脂肪肝炎(NASH)患者が歯周病菌を保有する割合は健康な人の約4倍と高く、歯周病の治療で肝機能が大幅に改善する。
非アルコール性脂肪肝炎が進行すると肝硬変や肝臓がんを引き起こし、肥満との関連が指摘されている。
歯周病の非アルコール性脂肪肝炎(NASH)患者10人に歯石を除去したり抗生物質で歯茎の炎症を抑えたりして治療した結果、3カ月後には平均すると肝機能の数値がほぼ正常になった。
したがって、脂肪肝の人は肝炎に進行させないように、口腔(こうくう)内を衛生に保つことが大切。

中島淳(なかじま・あつし)横浜市立大教授(消化器内科)H24.2.16

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歯のかみ合わせが悪いと、アルツハイマー病の原因とされる物質アミロイドβが脳内で大量に増える。
アルツハイマー病は、たんぱく質の塊「アミロイドβ」が脳内に異常に蓄積することで発症する。
この物質は、かみ合わせを良くすると減る。

森田学・岡山大教授(予防歯科)2011.9.16


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・歯周病菌が動脈硬化を引き起こす。

・歯周病が糖尿病を悪化させる。血管の内皮細胞にMicro inflammation(微小炎症)をひきおこす。それは、悪性腫瘍、アルツハイマー、老化にも関与している可能性がある。

・歯周病を治していくと糖尿病が改善する。HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)が0.4%さがる

・CRPが高いと糖尿病を発症しやすい。

・歯の数が少ない人ほど心臓病になる。


・歯がほとんどなく、入れ歯も使っていない高齢者が4年間で認知症になるリスクは、20本の歯がある人の1.9倍になる。厚生労働省研究班(班長・近藤克則(こんどう・かつのり)日本福祉大教授)

・あまり咬めない人の認知症になるリスクは、何でも咬める人の1.5倍ある。

・かかりつけ歯科医院のない人の認知症になるリスクは、かかりつけ歯科医院のある人の1.4倍ある。

・固いものを食べると記憶力がよくなる。子供では学習能力に差が出ます。

・歯の喪失はアルツハイマー症のリスクファクターのひとつで、2.8倍おおくなります。

・とくに上顎臼歯欠損で、記憶力低下がおきやすい。

・噛みづらさは多大なストレスとなり、脳に悪影響をおよぼす。

・総義歯の使用で、上顎の骨吸収は3年でおさまるが、下顎の骨吸収はどんどん吸収していく。とくに、全身状態が悪い人ほど、下顎の骨吸収が大きい。

・歯周病が進行すると、長期的記憶力、計算力が障害されます。歯周病の細菌によって、全身性の炎症反応が脳に影響し、認知機能障害をおこします。

・歯周病になると、肝臓に歯周病菌毒素が働き、インシュリン抵抗性がでてくる。これによって、糖尿病を誘発します。

・歯の数が20本以上ある人は、メタボリックシンドロームになっても、それほどひどくなりません。

・逆に歯の数が20本以下の人は、メタボリックシンドロームになると、徐々に悪化していきます。

・低HDL(悪玉コレステロール)値が高く、高血糖の人は歯周病になりやすい。

・メタボリックシンドロームの項目(高血圧、肥満、高グリセランド血症、低HDLコレステロール血症、高尿酸血症、高血糖)で4~6個該当する人は、1個だけの人に比べて、5倍、歯周病になりやすい。

・歯の喪失数が多くなると、栄養吸収が悪くなる。(炭水化物をのぞく)

・歯の喪失数が多くなると、炭水化物のみ、吸収がよくなる。これは肥満につながります。

・歯の喪失数が多くなると、死亡率が1.7倍になる。

・歯の数が20本以上ある人は何でも噛んで食べることができる。逆に20本以下の人は、摂取制限を感じている。

・歯磨き、歯石除去がメタボリックシンドロームを減らします。

・噛ミング30(カミングサンマル) 一口30回以上噛むことをおすすめします。それは、満腹感を出し、食べる量を減らします。

・固い食べ物を好む人は、やせている傾向にあります。

・速く食べる人は、肥満になります。

・良い歯で、よく噛み、よい身体。

・お口の中は、胃潰瘍の原因菌であるヘリコ ピロリ菌の貯蔵庫であり、お口の中を清潔にすることが大切。

・新型インフルエンザの重症化を防ぐには、お口の中を清潔にすることが大切。口腔ケアでインフルエンザにかかりにくくなる。

・歯周病になっている人は、心筋梗塞、脳梗塞、になるリスクが6~7倍となる。

・歯周病が動脈硬化を促進し、歯周病の治療をしていくと、血管が若返る。

・お口や体の中に、細菌が増えると、免疫細胞はそちらに対処するために、癌を防ぐための免疫細胞がへり、癌にかかりやすくなる。

・歯周病がすい臓がんのリスクを1.64倍増加させる。歯周病菌が、食べ物から癌誘発物質のニトロソアミンをつくる。

・歯周病菌が、感染したHIVウイルスの活性化をうながし、エイズの発症へ導く。

・歯周病治療と歯磨きが、歯周病菌を減らし、HIVウイルスに感染していても、エイズの発症を遅らせることができる。

・2回以上歯を磨く人は1回の人に比べ、口腔ガン、頭頸部ガン、食道ガンになる危険性が約29%低く、全く磨かない人の危険性は2回以上磨く人の2.5倍になる。

・口臭のある患者は歯周病の進行が速い。

・口臭で歯周病が悪化、歯を支える骨を溶かす細胞が増える。

・口臭の原因となる硫化水素が口の中の細菌が出す毒素に作用し、歯を支える「歯槽(しそう)骨」を溶かす細胞が増えることで歯周病が悪化します。
(岡山大大学院医歯薬学総合研究科 森田学(もりた・まなぶ)教授 2011.10.25)

以上のことから、お口のケア(歯みがきと歯石除去、PMTC)と、歯を20本以上そろえる(歯科治療、歯周病治療、補綴治療、インプラント治療)ことは、体全体の健康を守り、健康で長生きに直結します。

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骨粗しょう症予防のためにビタミンD,Kが必要です。効率よく摂取するには以下の食材を毎日食べることです。

■ビタミンDを多く含む食品
キクラゲ(1グラム) 4.4
サケ(60グラム) 19.2
ウナギかば焼き(100グラム) 19.0
サンマ(60グラム) 11.4
ヒラメ(60グラム) 10.8
イサキ(60グラム) 9.0
タチウオ(60グラム) 8.4
カレイ(60グラム) 7.8
メカジキ(60グラム) 6.6
なまり節(30グラム) 6.3
■ビタミンKを多く含む食品
卵(50グラム)
納豆(50グラム) 300
ホウレンソウ(80グラム) 216
小松菜(80グラム) 168
ニラ(50グラム) 90
ブロッコリー(50グラム) 80
サニーレタス(10グラム) 16

キャベツ(50グラム)

39
カットワカメ(1グラム) 16
ノリ(0.5グラム)
※含有量の単位はマイクログラム

インプラント治療 | 森歯科医院 金沢インプラントセンター

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